Cdフリー銀ロウとは
貴方の夢を叶える物が、貴方の夢を奪う物であってはならないから
Cdフリーロウ材のすすめ ( 配合表示のないロウ材はキケン?!)
欧米では、カドミウム(Cd)に関しての規制が厳しく、通常銀ロウを注文するとカドミウム無しの銀ロウになります。日本ではイタイイタイ病の原因になったにもかかわらず、その規制があまいのが現状です。しかし日本の各産業界ではカドミウム無しが進んでおり、当社でも小口通販を基にカドミウム無しへ移行をはかります。通常の作業範囲で気化してしまうカドミウムは、せっかくの夢を叶えるモノ作りを、その夢を奪う物になりかねないので、その配合をなくします。
カドミウム(Cd) / 融点:321℃ 沸点:767℃ 極めて毒性の強い金属
カドミウム(Cd)
Cdフリー銀ロウ・・・5種類 (銀ロウ材の選定は母材によって決まります。)
詳しいデーターは下記をご覧ください( 最も難しい銀合金のロウ付け技術をマスターすれば他の貴金属のロウ付けはスムーズにおこなえるはずです )
⒈ 銀ロウ AG750SE1 (適用母材・・・4N純銀)
AG750SE1は、プロ仕様のエマイユ用(七宝焼用)・4N純銀用 のロウ材です。有線七宝の4N純銀線のロウ付けに使用目的で開発されたロウ材で、銀釉薬を焼き付けるため、銀釉薬が溶ける温度よりも高温のロウを使用する必要があるためです。 このロウ材には、人体に有害なカドミウム(Cd)は含まれていません。
*参考:4N純銀は溶融温度範囲が±0となり同一温度(962℃)となります。これは純金属の特徴です。
用途 | エマイユ用(七宝)ロウ付け | ||||||
溶融温度範囲 (融け始める温度~完全に融ける温度) |
740℃~770℃ | 参考 | 4N純銀 | 962℃ | |||
950銀 | 880℃~930℃ | ||||||
作業温度 | 770℃ |
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流動性能(作業難易度) | ハード |
難易度 | 4N純銀 | ★★★ | |||
950銀 | ★★★★★ | ||||||
比重 | 10 | ||||||
適用母材 | 4N純銀 (Ag9999/Sv9999) | ||||||
適用フラックス & 酸化防止剤 | MG FLUX No.500 & イジマキーピング | ||||||
重量およびサイズ | 検討中 | ||||||
製造国および製造元 | MADE IN JAPAN 井島貴金属 東京工場 | ||||||
成分分量(%) | 銀・・・75% 銅・・・23% 亜鉛・・・2% | ||||||
使用素材品位 | 銀・・・3N5(Ag9995/Sv9995) 銅・・・無酸素銅4N(Cu9999) 亜鉛・・・最純亜鉛4N5(Zn99995) |
⒉ 銀ロウ AG700SC1 (適用母材・・・950銀)
AG700SC1は、プロ仕様の彫金・シルバークラフトマンのロウ付用として開発されたもので、銀母材(950銀)のロウ付用に使用します。このロウ材には、人体に有害なカドミウム(Cd)は含まれていません。
数個所のロウ付けの場合、高融点のロウ材(最初のロウ付け)から低融点のロウ材(次のロウ付け)というように使用してください。
用途 | 彫金用(シルバークラフト)ロウ付け | ||||||
溶融温度範囲 (融け始める温度~完全に融ける温度) |
720℃~750℃ | 参考 | 950銀 | 880℃~930℃ | |||
925銀 | 820℃~910℃ | ||||||
作業温度 | 750℃ |
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流動性能(作業難易度) | ハード |
難易度 | 950銀 | ★★★☆ | |||
925銀 | ★★★★★ | ||||||
比重 | 9.78 | ||||||
適用母材 | 950銀 (Ag950/Sv950) | ||||||
適用フラックス & 酸化防止剤 | MG FLUX No.500 & イジマキーピング | ||||||
重量およびサイズ | 検討中 | ||||||
製造国および製造元 | MADE IN JAPAN 井島貴金属 東京工場 | ||||||
成分分量(%) | 銀・・・70% 銅・・・20% 亜鉛・・・10% | ||||||
使用素材品位 | 銀・・・3N5(Ag9995/Sv9995) 銅・・・無酸素銅4N(Cu9999) 亜鉛・・・最純亜鉛4N5(Zn99995) |
銀ロウ AG675SC2 (適用母材・・・950銀・925銀)
AG675SC2は、プロ仕様の彫金・シルバークラフトマンのロウ付用として開発されたもので、銀母材(950銀・925銀)のロウ付用に使用します。このロウ材には、人体に有害なカドミウム(Cd)は含まれていません。ロウ付け作業が初めての方は、このロウ材からマスターしてください。
数個所のロウ付けの場合、高融点のロウ材(最初のロウ付け)から低融点のロウ材(次のロウ付け)というように使用してください。
用途 | 彫金用(シルバークラフト)ロウ付け | ||||||
溶融温度範囲 (融け始める温度~完全に融ける温度) |
700℃~730℃ | 参考 | 950銀 | 880℃~930℃ | |||
925銀 | 820℃~910℃ | ||||||
作業温度 | 730℃ |
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流動性能(作業難易度) | ハード |
難易度 | 4N純銀 | ★★★ | |||
950銀 | ★★★☆ | ||||||
比重 | 9.7 | ||||||
適用母材 | 950銀 (Ag950/Sv925) 925銀 (Ag925/Sv925) | ||||||
適用フラックス & 酸化防止剤 | MG FLUX No.500 & イジマキーピング | ||||||
重量およびサイズ | 検討中 | ||||||
製造国および製造元 | MADE IN JAPAN 井島貴金属 東京工場 | ||||||
成分分量(%) | 銀・・・67.5% 銅・・・23.5% 亜鉛・・・9% | ||||||
使用素材品位 | 銀・・・3N5(Ag9995/Sv9995) 銅・・・無酸素銅4N(Cu9999) 亜鉛・・・最純亜鉛4N5(Zn99995) |
銀ロウ AG600SC3 (適用母材・・・950銀・925銀)
AG600SC3は、プロ仕様の彫金・シルバークラフトマンのロウ付け用として開発されたもので、銀母材(950銀/925銀)のロウ付けに使用します。このロウ材には、人体に有害なカドミウム(Cd)は含まれていません。
数個所のロウ付けの場合、高融点のロウ材(最初のロウ付け)から低融点のロウ材(次のロウ付け)というように使用してください。
用途 | 彫金用(シルバークラフト)ロウ付け | ||||||
溶融温度範囲 (融け始める温度~完全に融ける温度) |
680℃~710℃ | 参考 | 950銀 | 880℃~930℃ | |||
925銀 | 820℃~910℃ | ||||||
作業温度 | 710℃ |
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流動性能(作業難易度) | ミディアム |
難易度 | 950銀 | ★★★ | |||
925銀 | ★★★☆ | ||||||
比重 | 9.5 | ||||||
適用母材 | 950銀 (Ag950/Sv950) 925銀 (Ag925/Sv925) | ||||||
適用フラックス & 酸化防止剤 | MG FLUX No.500 & イジマキーピング | ||||||
重量およびサイズ | 検討中 | ||||||
製造国および製造元 | MADE IN JAPAN 井島貴金属 東京工場 | ||||||
成分分量(%) | 銀・・・60% 銅・・・26% 亜鉛・・・14% | ||||||
使用素材品位 | 銀・・・3N5(Ag9995/Sv9995) 銅・・・無酸素銅4N(Cu9999) 亜鉛・・・最純亜鉛4N5(Zn99995) |
銀ロウ AG600SC4 (適用母材・・・950銀・925銀)
AG600SC4は、プロ仕様の彫金・シルバークラフトマンのロウ付用として開発されたもので、銀母材(950銀/925銀)のロウ付用に使用します。このロウ材には、人体に有害なカドミウム(Cd)は含まれておりません。
最も低融点のロウ材です、数個所のロウ付けの最後に使用するロウ材です。
用途 | 彫金用(シルバークラフト)ロウ付け | ||||||
溶融温度範囲 (融け始める温度~完全に融ける温度) |
620℃~680℃ | 参考 | 950銀 | 880℃~930℃ | |||
925銀 | 820℃~910℃ | ||||||
作業温度 | 680℃ |
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流動性能(作業難易度) | ソフト |
難易度 | 4N純銀 | ★★☆ | |||
950銀 | ★★★ | ||||||
比重 | 9.6 | ||||||
適用母材 | 4N純銀 (Ag9999/Sv9999) | ||||||
適用フラックス & 酸化防止剤 | MG FLUX No.500 & イジマキーピング | ||||||
重量およびサイズ | 検討中 | ||||||
製造国および製造元 | MADE IN JAPAN 井島貴金属 東京工場 | ||||||
成分分量(%) | 銀・・・60% 銅・・・23% 亜鉛・・・14.5% スズ・・・2.5% | ||||||
使用素材品位 | 銀・・・3N5(Ag9995/Sv9995) 銅・・・無酸素銅4N(Cu9999) 亜鉛・・・最純亜鉛4N5(Zn99995) スズ・・・特殊A4N(Sn9999) |